120万の借金をかかえ歩みだした人生
2日前の5月27日、会社を辞めた。
会社を辞めて自分1人の力で稼いでいきたいと感じたからだ。
自分にとってものすごく大きな勇気のいる決断だった。
たくさんの迷いがあった中での決断だった。
迷った理由として大きく分けて2つある。
金銭面の不安と大人たちの意見だ。
1つ目の金銭面の不安は120万の借金を抱えている上に職を失って自分1人の力で稼いでいかなければならないからだ。
自分は学生の頃にした借金を未だに抱えている。
これは若年性の脱毛が起こってしまったことが原因としてある。
治療をするために160万借金をしてしまった。
親にも怖くて話せず一人で抱え込んでしまった。
今思えば両親に相談するべきだった。
そして残り120万円の借金が残っている中、会社を辞めた。
2つ目の迷った理由、大人たちの意見がここで入ってくる。
大人たちの意見として大きく3つに分けられる。
1つ目は彼女の意見である。
借金をしているならなおさら会社を辞めないで安定した収入を得てほしいとのこと。
間違いない意見だ。
2つ目は両親からの意見である。
終身雇用の時代を生き抜いてきた両親の世代からすればせっかく入った会社なのだから定年まで我慢して働きなさいという意見だった。
言いたいことも分かる。
そして3つ目に同僚、会社からの意見である。
同僚からはなんでせっかく入ったのに辞めるんだ。
支店長、エリア長、人事からは一緒に頑張ろうなどの引き止める声がほとんどだった。
色んな方の否定的な意見が自分の決断に少しの迷いを生んだ。
だが会社で2人だけ自分の背中を押してくれたものがいた。
同僚で1番仲の良かった友達と社長だった。
同僚の彼は『お前なら大丈夫。応援してる。頑張れ』
と声をかけてくれた。
アドレナリンが湧き出るのが分かった。
ほんとに背中を押してもらった。
そして最後に社長と2人で話す機会を設けて頂いた。
社長は学生のときに起業して失敗している。
だけど諦めずにもう一度会社を設立し、今も業績を伸ばしている。
その社長から『自分が決めた道だから俺が止める権利はないよ。
やりたいって思ったんなら思う存分にやってみた方がいいよ。
失敗してもう無理だと思ったらいつでも戻っておいで。
でも、この3年間は寝れないな。』と笑いながら言った。
1番嬉しかった。
やってやろうと思った。
同僚の彼と社長のおかげで迷いも払拭し、決断することができた。
自分も他人の背中を押せるような人になりたい。
これが自分の「迷い」と「決断」です。
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